【5月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）に所属するウェイン・ルーニー（Wayne Rooney）が、自身のツイッター（Twitter）アカウントからクラブの名前を消去し、退団を示唆したと批判されていることについて反論した。

　ルーニーは先日、シーズン後半戦での自身の起用法に我慢がならないとして、アレックス・ファーガソン（Alex Ferguson）監督に移籍を希望したと報じられている。

　今季のルーニーは本職ではない中盤で起用されることが度々あり、レアル・マドリード（Real Madrid）と対戦した欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Champions League 2012-13）決勝トーナメント1回戦の第2戦では先発から外されている。

　伝えられるところによると、ファーガソン監督はその申し出を拒否し、クラブ側もルーニーを「売りに出してはいない」と発表している。ルーニーが移籍を希望したのは、2010年に続き今回が2度目となる。

　そして今回、ルーニーのツイッターの経歴欄からマンチェスター・ユナイテッドの名前が消え、その代わりに「アスリート」と記されたことで、ルーニーがオールド・トラフォード（Old Trafford）から離れることを示唆したと解釈された。

　ファーガソン監督の退任後は、エバートン（Everton）のデビッド・モイーズ（David Moyes）監督がマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執ると発表されているが、ルーニーは引き続きユナイテッドでプレーをすると断言している。

　ルーニーは自身のウェブサイトで声明を発表し、「僕がツイッターの経歴欄からマンチェスター・ユナイテッドの名前を消去したと、ばかげた推測が飛び交っている。新聞が何を書いたとしても、僕がユナイテッドの名前を消したことは一度もない。なぜならそこには何も無かったのだから」とコメントした。

「実際は、ナイキ（NIKE）にツイッターアカウントを追加してほしいと依頼されたので、ナイキから支援を受けている他のスポーツ選手と同じように「アスリート」としただけだ」

　「おかしなことに、誰もそのことを言わない。しかも、それは3週間前の話なのに、まるで昨日行われたかのように騒がれている」

(c)AFP