【5月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は9日、所属するイングランド代表のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は「売りに出されていない」と発表し、取りざたされている同選手の去就に関する噂を否定した。

 マンチェスター・ユナイテッドは8日にアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督の退任が発表されたばかりだが、報道によると、ルーニーは2週間前にファーガソン監督に退団を希望したと伝えられている。

 これを受けて、マンチェスター・ユナイテッドの広報は、「ウェイン・ルーニーは売りに出されていない」とコメントを発表し、報道を否定した。

 去就の噂はルーニーがエバートン(Everton)に在籍していた当時の指揮官で、ファーガソン監督の後継者として9日にも監督就任が発表されると予想されているデビッド・モイーズ(David Moyes)氏との再会を頓挫させる可能性がある。

 2002年にモイーズ氏が指揮を執るエバートンでプロデビューを果たしたルーニーは、その2年後に10代の選手としては史上最高額となる移籍金2700万ポンドでマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。

 ルーニーは3月に行われたレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝トーナメント1回戦第2戦で先発から外れたことで、去就問題が取り沙汰されるようになった。

 現在27歳のルーニーは2010年にも退団を希望していたが、その後は考えを改めて残留し、クラブと5年契約を結んでいる。(c)AFP