【5月2日 AFP】イングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティ(Swansea City)は1日、本拠地のあるウェールズ南部ではしかが流行していることを受け、選手や関係者に予防接種を施したと発表した。

 地域では1000件以上の感染が診断で確認されており、保健当局によると、いまだに未接種の地元の若者の数は5000人にも上るという。

 このためスウォンジーは大事を取り、所属するトップチームとユースの選手にはしかのワクチン接種を受けさせたという。

 クラブの広報は、「クラブがはしかの発生地帯の中に所在することから、2度目の予防接種を受けていない選手を徹底的に割り出した。何人の選手が受けたか、誰が受けたのかという詳細は公表できないが、現在はすべての選手とクラブ関係者が接種済みだと確認できている」と話した。

 スウォンジー・シティの主将、ギャリー・モンク(Garry Monk)は、2歳になる自身の娘にも最近ワクチンを受けさせたと話しており、「子どもにとって何が一番良いかを考えて、親はできる限りのことを行うべきだ。予防接種を受けさせることはそのひとつ。私は奨励する」と呼びかけた。
 
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