【4月29日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは28日、第35節の試合が各地で行われ、レディング(Reading FC)とクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)は0-0で引き分け、両クラブのチャンピオンシップ(2部)降格が決まった。

 29日のアストン・ビラ(Aston Villa)対サンダーランド(Sunderland AFC)戦までとはいえ、勝てば残留に向けてわずかな望みが残る両チームの対戦は、スコアレスドローに終わった。

 19位のQPRと最下位のレディングは、3試合を残して17位のアストン・ビラ(Aston Villa)と勝ち点9差となっているが、複雑な状況下で両クラブの降格は免れない事態となった。

 降格圏18位のウィガン(Wigan Athletic)とアストン・ビラが最終節前の残り3試合にすべて敗れるとそれぞれ勝ち点は32と34となり、QPRとレディングは2連勝すればそれぞれ勝ち点は31となる。しかしながら、最終節でウィガンとアストン・ビラが直接対決を控えており、どちらかのクラブはQPRとレディングを勝ち点差で上回るため、両クラブの降格圏でのリーグ戦終了が確定となった。

 クラブのマレーシア人オーナー、トニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)氏の後ろ盾を受け、大金が投入されているチームとはいえ、QPRのハリー・レドナップ(Harry Redknapp)監督は1シーズンでのプレミアリーグ昇格は厳しいとの考えを明らかにした。

「良いチームがありますから、来年の昇格は厳しいかもしれません。チャンピオンシップには多くのすばらしいチームがあります。大きなチャレンジになるでしょう。昇格のためにはプレシーズンから調子をしっかり整えなければなりません。そうでなければ生き残れはしませんし、あのリーグから抜け出すことはできません」

 一方のレディングは1シーズンでチャンピオンシップへ逆戻りとなっている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS