【4月29日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは28日、第35節の試合が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)は2-0でスウォンジー・シティ(Swansea City)を下した。

 チェルシーのフランク・ランパード(Frank Lampard)がPKを決め、ボビー・タンブリング(Bobby Tambling)氏が持つクラブ歴代通算得点記録202点にあと1と迫った。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)のスタンドでタンブリング氏が見守る中、ランパードは前半44分にオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)が先制ゴールをお膳立てすると、同ロスタイムにはクラブでの自身通算201点目となるゴールで追加点を挙げた。

 この勝利で3位に浮上したチェルシーは、来季の欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)の出場権がかかる4位以内の座を固め、残り試合が4となった5位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点差を3とした。

 またこの試合は、第9節のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦でチェルシーのジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)に対し人種差別的発言をしたとして、英ロンドン警視庁の捜査を受けた後嫌疑が晴れたマーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)主審が、それ以来初めてスタンフォード・ブリッジに登場する一戦となった。

 スウォンジーの主将アシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)の後半途中のプレーで2枚目のイエローカードを受けるべきだと、チェルシーのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督と選手が主張する小さな問題はあったものの、クラッテンバーグ主審の同スタジアム復帰戦は大事にはならなかった。

 ウィリアムズがチェルシーのデンバ・バ(Demba Ba)を引っ張ったプレーにファウルはないという主審の判定は大勢に影響を与えることはほとんどなく、チェルシーがスウォンジーから快勝を収めた。(c)AFP/Ian Winrow