【4月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール（Liverpool FC）のルイス・スアレス（Luis Suarez）が21日に行われたリーグ戦のチェルシー（Chelsea）戦でブラニスラフ・イヴァノヴィッチ（Branislav Ivanovic）にかみついたことを謝罪した。

　スアレスは後半途中、1-2とリバプールが追いかける展開の中、チェルシーのペナルティーエリア内でイヴァノヴィッチにかみついた。

　スアレスは自身のツイッター（Twitter）アカウントで、「今日の午後、起きたことを悲しく思う。弁解の余地のない振る舞いをイヴァノヴィッチと世界のサッカー界に謝罪する。申し訳ない」と投稿した。

またクラブの公式ウェブサイト上でも「監督や同僚の選手、リバプール・フットボール・クラブの全員を失望させて申し訳ない」とコメントしている。

　ケビン・フレンド（Kevin Friend）主審はこの出来事を目撃しておらず、笛を吹くことはなかったが、イヴァノヴィッチは腕のかみ付かれた跡を主審に見せ、アピールした。

　スアレスは10-11シーズン、オランダ・エールディビジのアヤックス（Ajax）所属時のPSVアイントホーフェン（PSV Eindhoven）戦でオトマン・バッカル（Otman Bakkal）にかみつき、7試合の出場停止処分を受けている。

　リバプールの最高経営責任者を務めるイアン・エアー（Ian Ayre）氏はこの件について、「ルイスは今日の行いについて素直に謝罪した。彼の振る舞いはリバプールのユニホームを着るに値しないもので、ルイス自身も、自分自身やクラブに関わる人々を失望させたことに気づいている。我々はクラブ内部でこの件の対応を取り、イングランドサッカー協会（Football Association、FA）の対応を待つつもりだ」と語った。

　また、ブレンダン・ロジャーズ（Brendan Rodgers） 監督はクラブの公式ウェブサイト上で、「リプレイ映像を観てルイスと言葉を交わした。彼の振る舞いは受け入れがたいものであるし、ルイスにもそのように伝えた」とコメントしている。

　試合は後半ロスタイムのスアレスの得点で2-2の引き分けに終わっている。(c)AFP