【4月21日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは20日、第34節の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)は1-0でフラム(Fulham)に勝利した。

 ジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)をベンチスタートさせたアーセナルは前半12分、フラムのスティーヴ・シドウェル(Steve Sidwell)がミケル・アルテタ(Mikel Arteta)の足首に足の裏を見せたタックルを見舞って一発退場となり、試合早々に大きなアドバンテージを手に入れた。

 同43分にアーセナルはセオ・ウォルコット(Theo Walcott)のFKをゴール左側でローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)がヘディングで落とすと、これをノーマークのペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)がゴール至近距離からヘディングで押し込み、均衡を破った。

 これですんなりと勝負は決したかと思われたが、アーセナルは試合を決めきれず、試合終了間際にはオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)がフラムのスタニスラフ・マノレフ(Stanislav Manolev)への不用意なタックルで退場処分となる締めくくりとなってしまった。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は「前半は良い出来だった。しかし後半に入るとパスが雑になり、スピードが足りなくなった。フラムを称賛をすべきだと思う。彼らは手ごわく、素晴らしいプレーをした」とコメントした。

 この勝利で暫定3位に浮上したアーセナルだが、4位チェルシー(Chelsea)と5位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はアーセナルよりも残り試合が2試合多い。

 チェルシーは21日のリバプール(Liverpool FC)戦に勝てばアーセナルに代わり再び3位に浮上し、トッテナムはマンチェスター・シティ(Manchester City)に勝てばライバルのアーセナルに勝ち点2差に接近する。(c)AFP