【3月28日 AFP】(一部訂正)12-13シーズン開幕直前にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に加入したオランダ代表のロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)は、自身のキャリアをユナイテッドで終えたいと考えている。

 現在29歳のファン・ペルシーは、シーズン序盤にアーセナル(Arsenal)から加入したが、現在はオールド・トラフォード(Old Trafford)のファンから高い人気を集めている。

 今シーズンのプレミアリーグでここまで19得点を記録しているファン・ペルシーは、得点王争いでリバプール(Liverpool FC)のルイス・スアレス(Luis Suarez)に次ぐ2位につけており、マンチェスター・ユナイテッドは2位以下に勝ち点15差をつけて首位に立っている。

 そのファン・ペルシーは、チームメイトのライアン・ギグス(Ryan Giggs)やポール・スコールズ(Paul Scholes)のように、マンチェスター・ユナイテッドで長くプレーしたいと考えている。

 オランダのサッカー情報誌「Voetbal International」に対し、ファン・ペルシーは「あと数年はマンチェスター・ユナイテッドにいるよ。もしかしたらもっと長くいるかもしれない。ユナイテッドが自分にとって最後にクラブになる可能性もある」と語った。

「欧州にはベテラン選手が重宝されるクラブがいくつかある。イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)やACミラン(AC Milan)がかつてはそうだった。現在はマンチェスター・ユナイテッドが良い例だ」

「ユナイテッドでは、毎日新しい挑戦がやってくる。自分の成長というものは継続的なプロセスなんだ。いつも違う環境で、違う考え方を持つコーチやチームメイトに囲まれることは、成長を後押ししてくれる」

 オランダ代表のファン・ペルシーは、26日に行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選のルーマニア戦で2得点を記録し、ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏の代表通算得点数を上回った。

 クライフ氏が代表キャップ48試合という短い代表キャリアの中で33得点を記録した一方で、ファン・ペルシーは74試合で34得点を挙げている。

 しかし、オランダ代表でのパフォーマンスと比べると、最近はクラブでゴール量産までいたっておらず、公式戦最近10試合で挙げた得点は1ゴールにとどまっている。(c)AFP