【3月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督が、次週行われる各国代表の試合後、所属の代表選手数名をプライベートジェットで英国へ帰国させる用意があることを明かした。30日に行われる第31節のサンダーランド(Sunderland AFC)戦へ向けた準備が目的だという。

 ユナイテッドには香川真司(Shinji Kagawa)の他、ルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)やハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)など、自国の代表チームに合流するため地球をほぼ半周しなければならない選手がおり、ファーガソン監督は長時間のフライトによる疲労を懸念している。

 メキシコ代表とエクアドル代表にそれぞれ招集されているエルナンデスとバレンシアは南米大陸へ飛ぶ必要があり、一方の香川は中東に向かうことになっている。

 16日のリーグ戦第30節で2位のマンチェスター・シティ(Manchester City)がエバートン(Everton)に0-2で敗れ、優勝をほぼ手中に収めた状況ながら、ファーガソン監督は所属選手が快適にチームへ戻れるよう、高額の費用を惜しまずプライベートジェットをチャーターすることを考えている。

 ファーガソン監督はレディング(Reading FC)戦へ向けたマッチデープログラムの中で、「クラブは現在、チームの選手数名が素早くスムーズにこちらへ戻ってこれるようプライベートジェットを手配している」とコメントした。

「疲労は万人に平等だが、可能な限りフレッシュなメンバーをピッチへ送り出せるよう、最大限を尽くしたい。クラブにとっては非常に大きな出費になるが、必要な措置だと考えている」

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