【3月17日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは16日、第30節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は1-0でレディング(Reading FC)を下した。

 ユナイテッドはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が挙げた1点を守って勝利し、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を15に広げて20回目のリーグ制覇に一歩前進した。

 同日行われた試合でシティがエバートン(Everton)に敗れたため、ユナイテッドが1999-2000シーズンに達成した勝ち点18差での優勝というこれまでの最大勝ち点差を更新してのタイトル獲得も見えてきている。

 試合は前半21分にルーニーが重要な先制点を決めたが、お膳立てをしたのはロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督が指揮するイングランド代表への再召集が発表されたリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)だった。

 ファーディナンドが力強いドリブルでピッチを駆け上がり、代表でもチームメイトとなるルーニーへボールを預けると、ルーニーがペナルティーエリアの端から放ったシュートはレディングのアレックス・ピアース(Alex Pearce)に当たってコースが変わり、高く跳ねながらGKスチュアート・テイラー(Stuart Taylor) の上を抜けてゴールへ飛び込んだ。

 出色のプレーを見せたファーディナンドについては、長期にわたるフィットネスの問題という懸念があるものの、ユナイテッドを率いるアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は代表へ送り出すことを明言した。

 一方、順位表の下位に沈んでいるレディングは、ブライアン・マクダーモット(Brian McDermott)監督とたもとを分かち、イーモン・ドーラン(Eamonn Dolan)暫定監督を後任に迎えたが、敗戦で傷心の一週間を終えた。(c)AFP