【3月3日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは2日、第28節の試合が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)は1-0でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)を下した。

 一部サポーターとクラブ上層部への批判を表明して以来、初めての試合となったブルース(チェルシーの愛称)のラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督のプレッシャーを、前半28分にデンバ・バ(Demba Ba)が挙げた得点が鎮めた。

 リバプール(Liverpool FC)、インテル(Inter Milan)などの指揮官を歴任したベニテス暫定監督は、2月27日に行われたFAカップ2012-13(FA Cup 2012-13)5回戦でミドルスブラ(Middlesbrough FC)に勝利した後、クラブは自身の地位がシーズン終了までの「暫定」であるということを公表すべきではなかったこと、そして2012年11月にロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)氏の後を継いで以来、自分をやじり続けてきたサポーターはクラブにとって何の役にも立っていないと主張した。

 その発言直後の試合となった本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での対戦に、波乱を期待していた者にとっては肩透かしを食わせられる展開となった。結果は試合を支配したチェルシーが勝利し、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を上回り暫定でリーグ3位に浮上した。一部サポーターからのベニテス暫定監督への攻撃は比較的少なかった。(c)AFP