【2月24日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは23日、第27節の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)は2-1でアストン・ビラ(Aston Villa)を下した。

 アーセナルはサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)が2点を挙げてチームを勝利に導き、批判の的となっているアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督へのプレッシャーを和らげた。

 FAカップ(FA Cup 2012-13)5回戦でチャンピオンシップリーグ(2部)所属のブラックバーン(Blackburn Rovers)にまさかの敗戦を喫し、ベンゲル監督の辞任を求める声が再燃すると、さらに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)の決勝トーナメント1回戦第1戦ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に敗れ、クラブは苦境に立たされていた。

 この状況で、下位に低迷するアストン・ビラに勝利することがベンゲル監督に対する評論家の批判を和らげるために何より必要だったこともあり、カソルラが試合終了5分前に挙げた追加点で勝ち越すと、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)には安堵感が広がった。

 アーセナルは前半6分にカソルラのゴールで先制したものの、後半23分にアストン・ビラのアンドレアス・ヴァイマン(Andreas Weimann)に同点とされ、リーグ18位のアストン・ビラを仕留めるのに苦労していた。

 カソルラの活躍でアーセナルは同じロンドン(London)に本拠地を置くライバルで4位につけるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に勝ち点1差と迫ったが、トッテナムが25日の試合でウェストハム(West Ham)に勝てば、その差は再び4に広がる。(c)AFP/Miguel Delaney