【2月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)で17年間指揮を執っているアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が、自分に対する批判が拡大しても辞任するつもりはないと主張した。

 2012-13シーズンのアーセナルは、ここまで不振が続いており、ベンゲル監督はファンや評論家から批判を浴び続けている。

 アーセナルはFAカップ(FA Cup 2012-13)5回戦でチャンピオンシップリーグ(2部)所属のブラックバーン(Blackburn Rovers)にまさかの敗戦を喫し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)の決勝トーナメント1回戦第1戦ではバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に1-3で敗れている。

 バイエルンとの第2戦で奇跡のような逆転を収めない限り、アーセナルは8年連続で無冠に終わることが決定的となり、多くのファンはベンゲル監督がチームを去る時期が訪れたと考えている。

 しかし、厳しい状況に置かれながらもリーグ4位以内でシーズンを終えることを目指すベンゲル監督は、現在の困難から逃げ出すことはせず、かつてのような輝きを取り戻したいと語った。

 22日に行われた会見で、自らの去就について質問が及んだ63歳のベンゲル監督は、「(辞任を)一度も、一瞬たりとも考えたことはない。意欲と年齢は関係ない。どれだけ勝ちたいか、いかに勝者になりたいかという気持ちの問題だ」と答えた。

 また、プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)戦を23日に控えるベンゲル監督は、「私の責任は方針を守り、チームを正しい方向に導くことだ。私にとって重要なのは次の試合に集中し、すべての選手と同様にベストを尽くすことだ」と語った。(c)AFP