【2月17日 AFP】イングランド・フットボールリーグ1(3部)のオールダム・アスレチック(Oldham Athletic)が、16日に行われたFAカップ2012-13(FA Cup 2012-13)5回戦のエバートン(Everton)戦を前に、選手にユニフォーム交換を禁止していたことが明らかになった。経費節減が理由だという。

 オールダムの経営陣は、自チームの選手が試合終了後にエバートンの選手とユニホームをする可能性を気にかけていた。サッカーでは試合後の恒例となっているユニホーム交換だが、そうすると新しいものを一式購入しなければならなくなり、わずかながらも出費が生じるためだ。

 チームが緊縮策を進める中で16日のエバートン戦を迎えたオールダムの選手は、本拠地バウンダリー・パーク(Boundary Park)の控室に貼られた容赦のないメッセージを目にすることとなった。

「トップチームのホーム用ユニホームの残りが著しく減っているため、選手諸君には本日のエバートン戦終了後、ユニフォームの交換を行わないようお願いする」

 メッセージにはこう書かれ、トニー・フィリスカーク(Tony Philliskirk)暫定監督とニール・ジョイ(Neil Joy)会長の署名が入っていた。

 試合後の選手はこの指示に従う様子を見せた。オールダムはマット・スミス(Matt Smith)の終了間際の同点ゴールで2-2の引き分けに持ち込み、敵地での再試合でさらなる収入を得られる可能性を手にした。

 4回戦ではリバプール(Liverpool FC)を破っているオールダム。思わぬ収入が見込めることもあり、選手たちは再試合ではユニホームの交換を認められてもいいかもしれない。(c)AFP