【1月22日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は8日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督に対して罰金処分を科したと発表した。

 1月20日に行われたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との試合後にサイモン・ベック(Simon Beck)副審を批判したファーガソン監督に対し、FAは罰金1万2000ポンド(約176万円)の支払いを命じたことを明かした。

 ファーガソン監督は事情聴取を拒否していたが、FAは競技規則「テクニカルエリア関係者と通路における事件」の違反を認定している。

 問題とされているのはトッテナムと1-1で引き分けた試合直後、マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)に対するファウルを取らなかったことに激怒したファーガソン監督の発言だった。

 ファーガソン監督は、2010年に本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われたチェルシー(Chelsea)戦で、当時チェルシーに在籍していたディディエ・ドログバ(Didier Drogba)がオフサイドだったにもかかわらず得点が認められたことを引き合いに出し、ユナイテッドとベック副審との間には因縁があったと指摘している。(c)AFP