【1月22日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は21日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督が、20日に行われたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦でチームにPKが与えられず副審を非難したことを受け、同監督に説明を求めた。

 声明文によると、FAは21日にファーガソン監督と連絡を取り、トッテナム戦の後に報道陣に述べたコメントについて見解を求めたという。

 ファーガソン監督は試合後、トッテナムのスティーヴン・コーカー(Steven Caulker)が交代で入ったルーニーを転倒させたにも関わらず、サイモン・ベック(Simon Beck)副審がファウルを取らなかったことを批判した。

英国放送協会(BBC)の取材に対し「明らかにルーニーへのPKだったが、あのラインズマンはペナルティを与える気はなかった。トッテナムへのファウルは全てとっていたのに」と苦言を呈し、「あのラインズマンとは過去にも色々あった。数年前のチェルシー(Chelsea)戦ではディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が3ヤード(約2.7メートル)もオフサイドだったところをオンサイドとした。こういうことは覚えているものだよ」と語った。

 ファーガソン監督は2011年3月のチェルシー戦でマーティン・アトキンソン(Martin Atkinson)主審の判定を疑問視し、FAから5試合のベンチ入り禁止と3万ポンド(約420万円)の罰金を科されている。

 また、今季もニューカッスル(Newcastle United)戦でマイク・ディーン(Mike Dean)主審ら審判団と衝突しているが、この時は処分を免れている。(c)AFP