【1月10日 AFP】イングランド、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2012-13)は9日、準決勝の第1戦が行われ、スウォンジー・シティ(Swansea City)は2-0でチェルシー(Chelsea)に勝利した。

 スウォンジーは、サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)王者チェルシーを敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で下し、今大会では2日連続となる驚きの結果を残した。

 8日に行われたもう1試合の準決勝で、フットボールリーグ2(4部)のブラッドフォード・シティ(Bradford City)が1-3でアストン・ビラ(Aston Villa)に勝利した金星とまではいかないが、それでもスウォンジーが同じプレミアリーグで鎬を削るチェルシーを下したことは意外な結果となった。

 スウォンジーの2ゴールは、ともにチェルシーのDFブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)のミスから生まれた。

 スペイン1部リーグのラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)からわずか200万ポンド(約2億4000万円)で加入した今季好調のミチュ(Miguel Perez Cuesta 'Michu')は前半39分、イヴァノヴィッチのコントロールミスしたボールを拾うと、カーブをかけたシュートを蹴りこみ、スウォンジーが先制点を挙げた。ミチュは今シーズンの公式戦での得点数を16に伸ばしている。

 チェルシーのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督は同点を狙い、フランク・ランパード(Frank Lampard)とデンバ・バ(Demba Ba)を投入したものの点差は縮まらず、後半ロスタイムに再びイヴァノヴィッチのミスから今度はダニー・グラハム (Danny Graham)に追加点を奪われた。

 第2戦は、1月23日にスウォンジーの本拠地リバティー・スタジアム(Liberty Stadium)で行われる。(c)AFP