【12月31日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは30日、第20節の2試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-1でエバートン(Everton)を下した。

 今季をもってチェルシーとの契約が切れる34歳のフランク・ランパード(Frank Lampard)が、時宜を得た活躍を見せ、自身の価値をクラブ側に喚起した。試合開始直後にエバートンのスティーブン・ ピーナール(Steven Pienaar)に先制点を奪われたが、チェルシーはランパードが前後半に1点ずつを挙げ、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で白星を飾り、3位の座を守った。

 敗戦を喫したエバートンだが、キックオフ直後には快調な立ち上がりを見せた。右サイドバックに入ったフィル・ジャギエルカ(Phil Jagielka)のクロスからヴィクトル・アニチェベ(Victor Anichebe)が放ったヘディングシュートはポストにはじかれたものの、ピーナールがこぼれ球を押し込み、この試合でプレミアリーグ出場通算400試合を達成したチェルシーのGKペトル・チェフ(Petr Cech)から試合開始約1分で先制点を挙げた。

 しかし前半42分、チェルシーはラミレス(Ramires Santos do Nascimento)のクロスからランンパードがしっかり叩きつけるヘディングシュートを決め、同点に追いついた。

 後半27分、チェルシーはフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)のシュートをエバートンのGKティム・ハワード(Tim Howard)がセーブしたところにランパードがつめてゴールに押し込み、逆転勝利を決めた。

 4連勝を果たしたラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督が率いるチェルシーは、消化試合が1試合少ないものの、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点4差につけている。

 一方敗れたエバートンは、欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)出場権獲得圏外の6位となっている。(c)AFP/Tom Williams