【12月30日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは29日、第20節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-0でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に勝利した。

 ユナイテッドは2位に勝ち点7差をつけ、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督としても文句のつけようがない形で2012年を終えた。

 本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われた前節のニューカッスル(Newcastle United)戦では、試合中に審判団へ抗議したファーガソン監督だが、この試合では序盤にWBAのギャレス・マコーリー(Gareth McAuley)のオウンゴールで先制し、試合終了間際にはロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が追加点を挙げて確実に勝利したチームを見届けた。

 4-3で勝利したニューカッスル戦ではタッチライン際まで飛び出して激しく抗議したファーガソン監督も、この日はチームが珍しく完封勝利を飾ったこともあり、副審と冗談を交わす余裕さえ見せた。

 またファーガソン監督は、復帰後初めて招集した香川真司(Shinji Kagawa)とアシュリー・ヤング(Ashley Young)が先制点の場面で重要な役割を果たしたことで、自身のメンバー選択の正しさも証明した。

  ここまでリーグ戦9試合のホームゲームのうち5試合で先制を許していたユナイテッドだったが、この試合では序盤に幸運な形で先制して余裕を手にした。前半9分、香川とのパス交換から抜け出したヤングが低く鋭い折り返しを入れると、マコーリーの足に当たったボールは不意を突かれたGKベン・フォスター(Ben Foster)の股を抜けてゴールへ入った。

 ユナイテッドは後半のロスタイム直前、ルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)から短いパスを受けたファン・ペルシーが、スペースを見つけ強烈なシュートをゴール右上隅へ決めた。(c)AFP/Ian Whittell