【12月20日 AFP】イングランド、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2012-13)は19日、5回戦の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は5-1でリーズ・ユナイテッド(Leeds United)を下し、準決勝へ進出した。

 日本で行われた12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)決勝でコリンチャンス(Corinthians)に敗れて帰国してから48時間ほど後にここ24日間で8度目となる試合に臨んだチェルシーだったが、敵地エランド・ロード(Elland Road)で往年のライバルであるリーズに大勝し、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)暫定監督にかかる重圧も和らいだ。

 試合はイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)で中位にとどまるリーズが前半38分、ルチアーノ・ベッキオ(Luciano Becchio)が左サイドからの折り返しに中央で合わせて今季公式戦15ゴール目を決め、驚きの先制点を挙げた。

 しかしチェルシーはハーフタイム明け直後の後半2分に同点に追いつく。ぬかるんだピッチでフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)が放ったグラウンダーのミドルシュートは、勢いはなかったもののGKジェイミー・アッシュダウン(Jamie Ashdown)の手の下をすり抜けてゴール隅に決まった。

 後半19分にはブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)がコーナーキックにニアポストで合わせて逆転すると、同21分にはこの試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたビクター・モーゼス(Victor Moses)が、フェルナンド・トーレス(Fernando Torres)、マタとの連携からミドルシュートを決めて3点目を挙げた。

 チェルシーはさらに同36分、交代出場のエデン・アザール(Eden Hazard)がロングボールを受けてペナルティーエリア内で冷静に4点目のシュートを決めると、同39分にはシュートのこぼれ球をアザールが折り返したところにトーレスが合わせ、チームの5得点目、自身の今季公式戦13得点目を決めた。(c)AFP/Jason Mellor