【12月10日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は9日、同日行われた12-13イングランド・プレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティ(Manchester City)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦で、ユナイテッドのリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)にコインが投げつけられた事件について調査を開始した。

 シティの本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でユナイテッドは3-2で勝利したが、ファーディナンドは顔にコインを受け流血したままピッチを後にした。コインは、ユナイテッドのロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が後半ロスタイムに劇的な決勝弾を挙げた直後、観客席から投げ込まれたものとみられている。

 FAは、大マンチェスター警察(Greater Manchester PoliceGMP)と今後連携を取っていくこと、現在は客席管理責任者とマーティン・アトキンソン(Martin Atkinson)主審からの報告を待っている状態であることを発表した。当局はすでに捜査を開始している。

 シティは広報を通じてファーディナンドに対して公式に謝罪を行い、「リオにお詫び申し上げる。我々は事件を起こした人物の行為を非難する。今後は警察およびスタジアム警備員とともに、監視カメラの映像を確認していく」とコメントを発表した。

 ファーディナンド自身は事件を気にしていないことを強調し、ツイッター(Twitter)上で「やったぜ勝ち点3、最高! 誰がコインを投げたか知らないけどいい腕してるな! けど2ペンス銅貨だったのが信じられない。1ポンド硬貨だと思った」とコメントした。(c)AFP/Tom Williams