【12月9日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは8日、第16節の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)は2-0でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に勝利した。

 公式戦4試合未勝利だったアーセナルは、物議を醸すPKの判定にも助けられて本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で白星を挙げた。

 アーセナルは前半26分、サンティ・カソルラ(Santi Cazorla)がWBAのスティーブン・リード(Steven Reid)に倒されたとしてPKを得ると、これをミケル・アルテタ(Mikel Arteta)が決めて先制した。

 カソルラが大きな役割を果たしたこの場面で、マイク・ジョーンズ(Mike Jones)主審がPKの判定を下すと、WBAの選手は怒りをあらわにした。リードは、カソルラが右へ切り返したところへ脚を伸ばしたが、リプレイ映像ではその足はカソルラに触れておらず、カソルラが自ら倒れこんだことが示されていた。

 アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督率いるアーセナルは後半19分にも、アレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)がWBAのクリス・ブラント(Chris Brunt)に倒されて再度PKを獲得し、これを再びアルテタが決めてリードを広げた。

 このところリーグ戦6試合でわずか1勝にとどまっていたアーセナルは、この勝利で暫定4位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と勝ち点2差の暫定6位へ順位を上げた。(c)AFP/Mike McGrath