【12月1日 AFP】フランス2部リーグのASモナコ(AS Monaco)のトール・クリスティアン・カールセン(Tor-Kristian Karlsen)CEOは30日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)から退団を表明したデビッド・ベッカム(David Beckham)の獲得に関心があることを公表し、ベッカム側もASモナコからのアプローチの事実を認めた。

 カールセンCEOはフランスの日刊紙パリジャン(Le Parisien)に「ASモナコには若いプレーヤーが多い。ベッカムのようにカリスマ性と競争心に溢れ、身体能力も優れた選手を得ることが出来たら、素晴らしいことです」と語った。

 ベッカムは1日に行われるMLSカップ(MLS Cup 2012)のヒューストン・ダイナモ(Houston Dynamo)戦をもって、6年間所属したギャラクシーを退団し、MLSでのキャリアに終止符を打つ。ベッカムは「もう1度チャレンジしたい」とコメントしており、年内には次の所属チームを決定すると予想されている。

 ASモナコの以外では、伊セリエAのACミラン(AC Milan)時代にベッカムが師事したカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督と、レオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーツディレクターが現在いるフランス・リーグ1の名門、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)も移籍先として憶測されているほか、中国やロシア、ブラジルのクラブからもオファーが来ている。

 かつては英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーしていたベッカムだが、英国に戻る選択肢はないと、帰国の可能性は除外している。(c)AFP