【9月26日 AFP】イングランド、キャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2012-13)は25日、3回戦の試合が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)は6-0でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に大勝し、4回戦に進出した。

 チェルシーは、2011年10月に行われたリーグ戦でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)のアントン・ファーディナンド(Anton Ferdinand)に対して人種差別的な発言をしたとされてイングランドサッカー協会(Football AssociationFA)から告発受け、同日も協会の聴取を受けたジョン・テリー(John Terry)が主将を務めた。

 チェルシーは前半4分、テリーを歓迎するかのように、センターバックでコンビを組むギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)がフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)のフリーキック(FK)に頭で合わせて先制すると、その4分後にライアン・バートランド(Ryan Bertrand)が追加点を挙げ、同17分にはマタがリードを広げる3点目を決めた。

 後半8分にビクター・モーゼス(Victor Moses)が獲得したペナルティーキック(PK)をオリオル・ロメウ(Oriol Romeu)が決めてチェルシーでの自身初得点を挙げると、その5分後にはフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)がチームの5得点目を挙げた。

 ウォルバーハンプトン・ワンダラーズは、後半26分にもウィガン(Wigan Athletic)から900万ポンド(約11億円)で加入したモーゼスにチェルシー移籍後初得点を許し、6失点を喫した。

 チェルシーのエディー・ニュートン(Eddie Newton)アシスタントコーチは試合後、「ジョンを先発で使いたかった。彼から、早い時間にFAから戻っているという電話を受けたんだ。いろいろな想定をしていたが、最高の結果が出た」とコメントした。(c)AFP/Steve Griffiths