【9月18日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは17日、第4節の1試合が行われ、エバートン(Everton)とニューカッスル(Newcastle United)は2-2で引き分けた。

 ニューカッスルが試合終盤にデンバ・バ(Demba Ba)の得点で引き分けに持ち込み、エバートンは審判団の大きな不手際により代価を払うことになった。

 序盤から試合を支配したエバートンは前半15分、スティーブン・ピーナール(Steven Pienaar)の巧みなヒールパスを受けたレイトン・ベインズ(Leighton Baines)が切れ込み、シュートを決め先制したものの、ニューカッスルは後半から投入されたバが、ハーフタイム直後にヨハン・カバイェ(Yohan Cabaye)のパスから同点弾を挙げた。

 エバートンは、後半中ごろにオフサイドの判定でゴールが取り消されると、同33分にはさらにヴィクトル・アニチェベ(Victor Anichebe)のヘディングシュートのゴールが認められず、抗議は最高潮に達した。

 アニチェベのシュートは、ニューカッスルのゴールキーパー(GK)のスティーヴ・ハーパー(Steve Harper)にはじかれクロスバーに当たって落ち、マイク・ウィリアムソン(Mike Williamson)がクリアする前にゴールラインを割ったように見えたが、マイク・ジョーンズ(Mike Jones)主審と副審はこれを認めなかった。

 それでもアニチェベは同43分、ペナルティーエリア内で反転からのシュートを決め、スコアシートに名前を刻んだ。このゴールで勝利を掴んだかと思われたエバートンだったが、直後にニューカッスルはショラ・アメオビ(Shola Ameobi)の落としからバが押し込み、勝ち点1を手にした。

 エバートンのデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は試合後、「良いプレーをしていたし、あといくつかのゴールが決まっていたと思うが、何らかの理由があってかなくてか認められなかった。アニチェベのシュートの時、ラインズマン(副審)はラインに沿って見ていた。それが彼の仕事だが、見てはいなかった。こちらが勝利に値すると思うが、時には判定を味方ににつける必要がある。今晩は味方になってくれなかった」とコメントした。(c)AFP