【8月20日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは19日、第1節の試合が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-2でサウサンプトン(Southampton FC)を下し、リーグ初戦を白星で飾った。

 11-12シーズン王者のシティは序盤にダビド・シルバ(David Silva)がペナルティーキック(PK)を外したものの、前半40分のカルロス・テベス(Carlos Tevez)が挙げた先制点で再びホームでの勝利に向けて歩みを進めるかと思われた。しかしサウサンプトンは、交代出場のリッキー・ランバート(Rickie Lambert)とティーヴン・デイヴィス(Steven Davis)がそれぞれ出場直後の後半14分と同23分に得点を挙げて逆転した。

 それでもシティは、44年ぶりの優勝を決めた前シーズン最終節のクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)戦を思い起こさせる、劇的な幕切れで勝利を手にした。

 QPR戦よりもかなり早い時間だったものの、シティは後半25分にエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が同点ゴールを決めると、同35分にサミル・ナスリ(Samir Nasri)が得点を挙げて逆転し、2010年12月から続くホームでの無敗記録を伸ばした。

 ナスリはこの勝利について「昨シーズンの最終節と同じような感じだった。あの時と似た形でスタートを切れたし、シーズンの終わりにも同じ結果を手にできているといいね」と語った。

 ナスリの決勝ゴールでひと安心したシティのサポーターだが、試合序盤にはセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)の負傷交代などで不安を募らせた。

 QPR戦では決勝ゴールを決めクラブにタイトルをもたらしたアグエロは、サウサンプトンのナサニエル・クライン(Nathaniel Clyne)のタックルを受けて負傷した。タックルはクリーンなものだったが、アグエロは膝を不自然な形にひねってピッチに倒れこみ、しばらく治療を受けたものの途中交代となった。(c)AFP/Ian Whittell