【7月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が25日、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のインテルナシオナウ(Internacional)からブラジル代表のオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)を獲得したと発表した。

 英国内では、オスカルの移籍金は2500万ポンド(約30億円)と報じられている。

 ロンドン五輪にブラジル代表として出場するためロンドン(London)入りしている20歳のオスカルは、以前からチェルシーと移籍交渉中だったが、23日の時点では同五輪で金メダルを獲得することにのみ集中していると明かしていた。
 
 23日に行われたロンドン五輪の英国代表との国際親善試合に出場したオスカルは「チェルシー移籍については全く考えていない。今は五輪に集中している」とコメントした。

「僕の代理人やアドバイザーがいろいろなことを整理してくれていて、その都度通知してくれている。今は五輪の舞台でプレーして成長し、うまくなることだけを考えている。チーム全体がそうであるように、金メダル獲得だけに焦点を合わせている」

 しかしながらオスカルは、自身のプレースタイルがイングランドに適応すると感じていることも明かしていた。

 オスカルは、サンパウロFC(Sao Paulo FC)から2010年にインテルナシオナウに移籍。アルゼンチンとの親善試合で代表デビューして以降はフル代表で6試合の出場キャップを数える。また、2011年のU-20W杯コロンビア大会(FIFA U-20 World Cup Colombia 2011)ではポルトガルとの決勝戦でハットトリックの活躍をみせ、母国を優勝に導いている。(c)AFP