【7月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は25日、プレシーズンツアーで滞在している中国・上海(Shanghai)の上海体育場(Shanghai Stadium)でで親善試合を行い、香川真司(Shinji Kagawa)の移籍後初得点で中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)に1-0で勝利した。

 6月にドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)から1700万ポンド(約20億5000万円)でユナイテッドに移籍したばかりの香川は後半33分、ベベ(Tiago Manuel Dias Correia aka Bebe)からのクロスを受け、ゴールまで10ヤード(約9メートル)の位置から決勝点を押し込んだ。一方、上海申花のディディエ・ドログバ(Didier Drogba)はこの試合を欠場した。

 この試合で香川はマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は試合後、「香川はマン・オブ・ザ・マッチに値する。(得点の場面でも)ディフレクトしたがゴールまで持っていった」とコメントし、「香川はチームにとてもなじんでいる。われわれにとって素晴らしいプレーヤーになるだろうし、今夜は彼に強い印象を受けた」とコメントした。

 日本ではJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)に所属していた香川は、試合を通して存在感を発揮し、後半26分にもペナルティーエリアぎりぎりのところから低いシュートを打ったものの、上海申花のゴールキーパー(GK)邱盛炯(Qiu Shenjiong、チウ・シェンジョン)に阻まれた。
 
 ユナイテッドのリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)も香川を称え、「彼はいいポジションに移動したり、敵のことを分析したり、とても賢いサッカー選手だ。ユナイテッドにとって素晴らしい選手補強だ」と語っている。(c)AFP