【7月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)とフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)が22日、米大リーグ(MLB)ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の本拠地ヤンキースタジアムで(Yankee Stadium)で親善試合を行い1-1で引き分けた。

 建設費15億ドル(当時1500億円)で2009年に開場した新ヤンキースタジアムで行われた、世界有数の資金力を保持するクラブ同士の対戦は、それぞれのクラブに所属するブラジル人選手が得点を挙げた。

 2011年5月にチェルシーの指揮官を解任されたカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が率いるPSGは、前線にエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)、ネネ(Nene)、ケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)、ハビエル・パストレ(Javier Pastore)を起用して序盤から主導権を握り、前半30分にネネの得点で先制した。

 後半に入り8人の選手を交代したことで前半の勢いを失ったPSGだったが、チェルシーは後半37分にラミレス(Ramires Santos do Nascimento)のクロスからルーカス・ピアソン(Gustavo Lucas Domingues Piazon)がゴールを決めて同点に追いつくのがやっとだった。

 また、この試合ではチェルシーに所属するイングランド代表の元主将ジョン・テリー(John Terry)が後半18分から途中出場を果たし、約3万8000人の観衆から大きな拍手を送られている。

 クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)に所属するアントン・ファーディナンド(Anton Ferdinand)に人種差別発言を行ったとして起訴されていたテリーは、13日にロンドン・ウェストミンスター司法裁判所(Westminster Magistrates Court)から無罪判決を受けていた。

 現在北米ツアー中のチェルシーは、25日にフィラデルフィア(Philadelphia)でメジャーリーグ・サッカー(MLS)のオールスターチームと対戦する。(c)AFP