【7月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するディミタール・ベルバトフ(Dimitar Berbatov)が15日、自分が退団することがチームのためになると考えていることを明かした。

 ベルバトフは、10-11シーズンにはプレミアリーグ得点王に輝く活躍を見せたものの、11-12シーズンはリーグ戦12試合の出場で7得点に終わり、クラブを去る時期が近づいているようだ。

 ブルガリア代表でも活躍したベルバトフは、08-09シーズンに3000万ポンド(当時約60億円)の移籍金でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)からユナイテッドに加入した。

 31歳のベルバトフは、ユナイテッドで契約を満了させたいと望んでいるものの、自身の不満をフェイスブック(Facebook)で明かした。
 
 ベルバトフは「本当のことを言うと、このクラブが大好きだ。でも、試合に出れないのならば自分に価値はない。どういう訳かもう活躍できそうにないし、チャンスも限られているから、さようならを言った方がみんなのためだと思う」と綴った。

 ベルバトフはまた、クラブがベルバトフの移籍金を1000万ポンド(約12億円)に設定したという報道について、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督から実際の移籍金の額は報道の半分だと宣告されたことも打ち明けた。

 「僕には1000万ポンドくらいの値が付くと新聞に書いてあったのを見て、ファーガソン監督に相談した。そうしたら実際は500万ポンドだと言われたんだ。誰が本当のことを言ってると思う?」

 ベルバトフはユナイテッドで通算48得点を記録し、2度のリーグ制覇にも貢献している。しかしFCバルセロナ(FC Barcelona)とのサッカー欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)決勝でベンチからも外れたのを機に、ユナイテッドでの先行きが不透明となっていた。

 11-12シーズンは、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)や若手のダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)、ハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)の控えに回ったものの、第18節のウィガン(Wigan Athletic)戦ではハットトリックの活躍を見せた。(c)AFP