【7月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に移籍した香川真司(Shinji Kagawa)が12日、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で入団会見に臨み、注目されていることを実感しながらも、重圧を乗り越える自信があると語った。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で通算56試合に出場し24得点を記録している香川は、6月にプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドと4年契約を結んだ。

 入団会見で香川は、「世界的に注目されていることを感じている。強豪クラブの一つであるマンチェスター・ユナイテッドの一員になった。重圧を乗り越え、プレミアリーグに適応する自信がある」と語った。

 11-12シーズンのプレミアリーグで、優勝を目前にしながらも最終節で同地区のライバルであるマンチェスター・シティ(Manchester City)にタイトルを譲ったユナイテッドにとって、11-12シーズンにドルトムントで公式戦17得点を記録し、チームの国内リーグ2連覇に貢献した若手有望株の香川の加入は、チーム力を高めることになる。

 アラブ首長国連邦(UAE)の投資会社がチームオーナーであり余る資金力を持つマンチェスター・シティと、ロシアの大富豪ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏がオーナーを務め、ユナイテッドとのエデン・アザール(Eden Hazard)獲得争いを制した11-12シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2011-12)覇者チェルシー(Chelsea)の存在により、移籍市場でのファーガソン監督の影響力は不安視されていた。

 現在ダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)が病気療養中で、アンデルソン(Anderson Oliveira)の健康状態にも不安が残るユナイテッドは、11-12シーズンの途中から現役復帰したポール・スコールズ(Paul Scholes)と、ベテランのライアン・ギグス(Ryan Giggs)との契約を1年延長したものの、中盤の補強が必要だった。(c)AFP