【6月5日 AFP】(記事更新)イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は5日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と日本代表のミッドフィールダー(MF)香川真司(Shinji Kagawa)の移籍に関して「合意した」と発表した。

 ユナイテッドは「正式契約は香川本人のメディカルチェックと英国での労働許可証の取得が条件となり、これらは6月下旬までには完了する見込み」と声明を発表しており、移籍金は1200万ポンド(約14億5000万円)になると見られている。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は、5月に行われたドイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)決勝を視察しており、香川が得点を記録したドルトムントは5-2でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下している。

 2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)から移籍金35万ユーロ(約4000万円)でドルトムントに加入した香川は、ブンデスリーガ出場49試合で21得点を記録し、チームのリーグ連覇に貢献した。

 マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)は、自身のツイッター(Twitter)で「シンジ・カガワ、マンチェスター・ユナイテッドにようこそ。一緒にここで成功を収めよう、ブラザー」と歓迎のコメントを寄せている。

 現在、香川は2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選を戦う日本代表チームに召集されており、3日に行われたオマーン戦では3-0の勝利に貢献した。

 移籍合意の発表を受けて報道陣の取材に応じた香川は、「まだ完全な合意はしていない。日本代表はW杯予選をあと2試合残しており、チームメートも集中しているので、自分も集中したい」と語った。(c)AFP

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