【1月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は8日、ポール・スコールズ(Paul Scholes)の現役復帰を発表した。

 現役時代をマンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)一筋で過ごし、2010-11シーズン終了後に現役を引退した元イングランド代表ミッドフィルダー(MF)のスコールズは、マンチェスター・シティ(Manchester City)とのFAカップ2011-12(FA Cup 2011-12)3回戦の後半14分からナニ(Luis Cunha aka Nani)に代わって途中出場を果たした。

 スコールズの登場の瞬間、敵地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)に集まったユナイテッドのサポーターから歓声が挙がったものの、後半19分には失点につながったミスを犯している。

 故障者が続出している状況で現役復帰したスコールズについて、ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は「ポールの決断は素晴らしいことだ。偉大な選手の引退を見届けるのは常に悲しく、特に時期尚早であればなおさらだ。だが彼は良い状態を維持し、もう1シーズンはできると思っていた。復帰してくれてとても嬉しいよ」とコメントしている。

 同年代のライアン・ギグス(Ryan Giggs)との連携プレーも期待されるスコールズは、「現役を退いてからは寂しい思いをしていた。自分がまだチームに貢献できると監督が思っていてくれたことを嬉しく思う。偉大なクラブにこれまで以上の成功をもたらせるよう手助けしたい」とコメントした。

 スコールズはFCバルセロナ(FC Barcelona)に敗れた欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)決勝を最後に引退し、ユナイテッドのリザーブチームのコーチを務めていた。(c)AFP