【4月1日 AFP】3月30日に行われたバイエルン・ミュンヘン（Bayern Munich）との欧州チャンピオンズリーグ2009-10（UEFA Champions League 2009-10）準々決勝第1戦で足首を負傷したウェイン・ルーニー（Wayne Rooney）の検査結果の発表（31日）を、2010年サッカーW杯南アフリカ大会（2010 World Cup）の開幕を10週間後に控えるイングランド代表と所属先のマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）はかたずをのんで見守っている。

　1-2でチームが敗れた同試合でルーニーは後半ロスタイムに足を引きずってピッチを後にし、右足にプラスチックブーツを履いて会場のアリアンツ・アリーナ（Allianz Arena）を離れた。そのシーンにイングランドのファンは凍りついた。

　31日に右足首のMRI（磁気共鳴画像装置）検査を受ける予定になっているルーニーは、大会前に負傷し、不安を抱えて迎えた06サッカーW杯と同じ状況に直面しないことを望んでいる。

　マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン（Alex Ferguson）監督は、ルーニーの負傷について「重症だとは考えていないが様子を見守る」とコメントし、事態を静観しようと努めている。

　1日朝（現地）までに検査結果の公式発表は出されていないが、報道によるとルーニーがW杯を欠場することはないだろうという。

　英紙サン（Sun）とデーリー・ミラー（Daily Mirror）は、ルーニーの離脱は最長でも1か月と報じている。このことは同選手がW杯に間に合うことを意味する。

　ルーニーは前半2分にボレーシュートで先制点を決めて好調ぶりをアピールしたが、後半ロスタイムにバイエルンのイビカ・オリッチ（Ivica Olic）が決勝点を挙げる直前にマリオ・ゴメス（Mario Gomez）と接触してピッチに崩れ落ちた。

　ゴメスに後ろからチャージして左足を踏まれたルーニーは、痛みで飛び跳ねて着地した際に右足首を強くひねったとされている。

　ルーニーは今季公式戦で34得点を記録しており、同選手の不在は今後数日の間に大一番を控えるチームにとっても大きな痛手となる。

　マンチェスター・ユナイテッドは3日にリーグ優勝を争うチェルシー（Chelsea）との直接対決を控え、7日にはチャンピオンズリーグの準々決勝第2戦で本拠地オールド・トラフォード（Old Trafford）にバイエルンを迎える。(c)AFP

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