【4月28日 AFP】英国会議員2人が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するライアン・ギグス(Ryan Giggs)にナイトの称号を受勲させようという運動を支持している。

 ナイトの称号を授与されれば、ギグスは「サー・ライアン(Sir Ryan)」と呼ばれることになる。

 彼らの支援は、政治ブロガーのティム・モンゴメリー(Tim Montgomerie)氏が立ち上げたばかりのインターネット上での運動に強い影響を与えた。

 モンゴメリー氏は、マンチェスター・ユナイテッドの非公式ファンサイト(www.mustbered.com)を通して嘆願運動を行っており、同サイトでナイトの称号を与えらるべき11の理由をサッカー選手としての業績から慈善活動までにわたって挙げている。

 同サイトにはマンチェスター(Manchester)近郊のサルフォード(Salford)が選挙区であるヘーゼル・ブリアーズ(Hazel Blears)地域・地方政府担当相や野党保守党議員のクリス・グレイリング(Chris Grayling)氏がコメントを寄せ、運動を支持している。

 ブリアーズ地域・地方政府担当相は「ライアン・ギグスは、ピッチ上での優れた記録だけでなく、ピッチ外でのボランティアにおいても素晴らしい記録を残しています。彼は多くの点で良い模範になり、ナイトの爵位が与えられるに値する人物です」とコメントし、マンチェスター・ユナイテッドのファンであること公表しているグレイリング氏は「ギグスは前代の突出した英国人サッカー選手であり、彼の業績はナイトの爵位を受けるに値する」とつづっている。

 ギグスは26日、イングランド・プロサッカー選手協会(English Professional Footballers' AssociationPFA)が選出する年間最優秀選手賞を初受賞している。(c)AFP