【2月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)で主将を務めるジョン・テリー(John Terry)は10日、数人の所属選手による反抗がルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の解任を引き起こしたと示唆した。

 スコラーリ監督を「素晴らしい人物」と称え、解任にショックを受けたとしながらもテリーは、チェルシーの選手全員が自身と同じ意見を持っていたわけではなかったと明かした。

 ミヒャエル・バラック(Michael Ballack)、ペトル・チェフ(Petr Cech)、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)がスコラーリ監督の解任を扇動したとする報道に対してテリーは、自身とそのほかの「数選手」が監督の支持に回っていたと、あからさまに強調した。

 テリーは「昨日(9日)の午後に(スコラーリ監督の解任の)電話を受けた。僕やクラブの何人かの選手は監督を全面的に支持していたから、その時はとてもショックを受けたし残念だった。彼の解任はショックだったが、それは上層部の決断だ」と語っている。その後、テリーは監督の支持者は「2、3選手」だったとしている。

 テリーの発言からは、チーム内に深い溝があることが否応無く読み取ることができるが、テリーは監督の期待を裏切ったことをチーム全体が受け入れなければならないとしている。テリーは「監督のためにできるだけのことをして、結果を手に入れることができず期待に背いた。自分たちに目を向けるべきだったにもかかわらず、スコラーリ監督が解任されてしまったのは残念だ。彼の下で我々はもっと勝利を挙げなければならなかった」と語っている。(c)AFP/Angus MacKinnon