【2月10日 AFP】（記事更新）サッカーイングランド・プレミアリーグのチェルシー（Chelsea）が9日、成績不振を理由にルイス・フェリペ・スコラーリ（Luiz Felipe Scolari）監督の解任を発表した。

　7日に行われたハル・シティ（Hull City）とのリーグ戦を0-0で引き分け、首位に立つマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）との勝ち点差が7に広がり、4位に後退したチェルシーは、「残念なことに、シーズンの大切な時期に成績もチームのパフォーマンスも悪化している」と声明を発表している。

　後任に関してチェルシーは、「後任監督を探しており、できるだけ早く決めることを望んでいる」とコメントしている。後任が決まるまでは、アシスタントコーチのレイ・ウィルキンス（Ray Wilkins）氏が暫定的にチームを指揮する。

　英スカイ・スポーツ（Sky Sports）は後任候補に、2008年にも就任が噂されたロシア代表のフース・ヒディンク（Guus Hiddink）監督を挙げている。

　またスコラーリ監督の前任で、ポーツマス（Portsmouth FC）の監督に就任することが噂されているアブラハム・グラント（Avram Grant）氏がクラブに復帰し、ヒディンク氏とともにチームを指揮する可能性があるとも報じられている。

　ハル・シティ戦では数人のチェルシーサポーターが、かつてチームで活躍し、現在ウェストハム（West Ham）で指揮を執っているジャンフランコ・ゾラ（Gianfranco Zola）氏の名を叫び、ゾラ氏の監督就任を要求していた。(c)AFP/Julian Guyer