【2月3日 AFP】(一部訂正)イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が1月の移籍期間の期限にあたる2日、2008年7月にリバプール(Liverpool FC)へ移籍したロビー・キーン(Robbie Keane)を再び獲得した。

 キーンは、1200万ポンド(約15億円)と報じられている移籍金で4年契約を結び、トッテナムに復帰した。リバプールへ放出した際に2000万ポンド(約25億円)を得たトッテナムは、キーンの復帰により、かなりの利益を得る。

 トッテナムの公式ホームページ上でキーンは、「昨夏にトッテナムを去ったことは、難しい決断だった。僕にとっては正しい移籍ではなかったことが分かった。僕が移籍したことでファンを失望させたのだから、彼らがどう感じるかは僕には分かる。しかし、僕の全てをクラブに注ぐことを約束する。僕らは進まなくてはならないし、リーグ戦の順位を上げるために戦わなくてはならない」と語っている。

 リバプールのラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督から、キーン獲得への関心を公にしたことを批判されたトッテナムは、キーンの復帰を歓迎している。トッテナムのダニエル・レビー(Daniel Levy)会長は、「昨夏、ロビーに去って欲しくはなかったが、彼の6年間のクラブへの献身を感謝するとともに、不本意ながら送り出した。彼が復帰の道を選んだことを喜んでいる。昨シーズンまで彼が我々と見せていた情熱と戦意を呼び起こすことができる。彼が、クラブに全身全霊をかける決心がついていることは分かっている」と語っている。

 キーンは、8日に行われるアーセナル(Arsenal)戦で、トッテナムでの2度目のデビュー戦を迎える。(c)AFP/Julian Guyer