【1月2日 AFP】(一部訂正)イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、チームに満足していると再び発言し、スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)への移籍という絶え間ない噂を鎮めた。

 07-08シーズンに42ゴールを挙げ、プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ2007-08(Champions League 2007-08)の優勝に大きく貢献したロナウドは、夏の移籍に関する話題でいつの日にかレアル・マドリードでプレーしたいという思いがその絶頂を迎えたと明かしていた。

 クラブの公式テレビMUTVでロナウドは「僕だけじゃなく、世界中の選手の今後についての憶測が常に流れている。ある人たちが今夏(08年)に僕のことを話していたけれど、僕がしたことを考えれば当然だと思う。でも、今言われていることは真実じゃない。そんなことを言っている人たちは嘘つきだ。僕はこのクラブに満足しているし、ここにいたいんだ。ここが僕の家なんだ。とても幸せだよ」と語った。

 足首の手術を受けたことでシーズン開幕には間に合わず、9月17日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)のビジャレアル(Villarreal FC)戦でシーズン初出場を果たしたロナウドは、「クラブのためにやってきたことを皆がすぐに忘れるとは思わない。少しプレッシャーを感じたけれど、ファンは温かく迎えてくれた。それこそがマンチェスター・ユナイテッドのサポーターが素晴らしいと感じるところなんだ。今シーズンだけではなく、毎シーズン僕によくしてくれるファンの皆を愛しているよ」と話した。

 チームが優勝を果たした08クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2008)の開催期間中、マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督(Alex Ferguson)は、シーズン終了後にクリスティアーノ・ロナウドが移籍するという新たな噂が出たことで、レアル・マドリードを激しく非難した。スペイン国内メディアでも盛んに報道される中、レアル・マドリードのラモン・カルデロン(Ramon Calderon)会長は、両クラブの間に移籍の「合意は無い」としている。(c)AFP