【9月14日 AFP】(記事更新)08-09イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)対チェルシー(Chelsea)。試合はアウェーのチェルシーが3-1で勝利を収めた。

 プレミアリーグで莫大な資金力を持つ両チームの対戦は、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督率いるチェルシーに軍配が上がった。

 アラブ首長国連邦(UAE)の投資会社であるアブダビ・ユナイテッド・グループ・デベロップメント・アンド・インベストメント(Abu Dhabi United Group for Development and InvestmentADUG)が新オーナーになって以来、マンチェスター・シティに対してはチェルシーのオーナーで億万長者のロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏でさえも資金面で苦戦を強いられている。

 だが、ピッチ上ではスター選手が組織化されているチェルシーに対し、マンチェスター・シティはプレミアリーグの中心勢力を目指し始めたばかりであり、両チームの違いは一目瞭然だった。

 この試合でマンチェスター・シティでのデビューを飾ったロビーニョ(Robinho)は、チェルシーのゴールキーパー(GK)ペトル・チェフ(Petr Cech)からフリーキックを沈め、なぜクラブが自身の獲得のために3250万ポンド(約63億円)を費やしたかを証明するためにたったの13分間しか必要としなかった。

 だがマンチェスター・シティのリードは長く続かず、3分後の16分にジョン・テリー(John Terry)のヘディングシュートのこぼれ球がリカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)の下に渡ると、ポルトガル代表のディフェンダー(DF)である同選手はこれを豪快に蹴り込みチェルシーが同点に追いつく。

 その後も攻め立てるチェルシーは、後半7分にフランク・ランパード(Frank Lampard)が鋭い切れ込みから弾道の低いシュートを沈めて勝ち越すと、同24分にはニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)も得点を決め、その後テリーがジョー(Joao Alves de Assis Silva)に対するファウルで退場処分を受けたもののチェルシーは勝利を揺らぎない物とした。(c)AFP/Steve Griffiths