【2月25日 AFP】(写真追加)サッカーイングランド・カーリング杯2007-08(Carling Cup 2007-08)・決勝、チェルシー(Chelsea)vsトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)。試合は延長前半4分にジョナサン・ウッドゲート(Jonathan Woodgate)が決勝ゴールを挙げたトッテナムが2-1でチェルシーに勝利し、1998-1999シーズン以来9シーズン振りにカーリング杯を制した。

 最終的に自己の警告に対する代価を支払うこととなったチェルシーと相対し、試合の主導権を握っていたスパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)の優勝は、約4ヶ月前にスペイン・リーガエスパニョーラ1部のセビージャ(Sevilla)からトッテナムの監督に主任したフアンデ・ラモス(Juan de la Cruz Ramos)監督にとっても十分価値のあるものとなった。

 試合は連覇を狙うチェルシーが前半39分にディディエ・ドログバ(Didier Drogba)のフリーキックから先制点を挙げたが、後半25分にウェイン・ブリッジ(Wayne Bridge)がエリア内でハンドを犯して得たペナルティキックをディミタール・ベルバトフ(Dimitar Berbatov)が冷静に決めてスパーズが同点に追い着き、その後は延長戦までもつれ込んだ。

 そして迎えた延長前半4分、ジャーメイン・ジェナス(Jermaine Jenas)の左サイドからのフリーキックからゴール前に上がったボールに反応したジョナサン・ウッドゲートがヘディングでゴールを狙うと、チェルシーのGKペトル・チェフ(Petr Cech)がパンチングしたものの、ボールは目の前のウッドゲートの頭に当たってゴールマウスへ転がった。

 自身2年振りのゴールを決めたウッドゲートは「信じられない。いつもならコーナーキックでも前線に上がらないが、ゴールへどうにかヘディングを合わせようとした。自分たちは勝利に値すると思う。試合を盛り返す力のあるチームを相手にボールを回すことができた。今日の我々は最高のチームだったんだ」と優勝の喜びを語った。(c)AFP