【1月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグで最下位に低迷するダービー・カウンティ(Derby County)は現地28日、クラブの新オーナーが米国に拠点を置くゼネラル・アンド・エンターテインメント(General Sports and EntertainmentGSE)社であることを明らかにした。

 ダービーは25日にクラブが米国の投資家に買収されたことを発表していたが、28日に予定されていた記者会見まで買収先を明らかにしていなかった。

 GSE社を1998年に設立した会長のアンディ・アップルビー(Andy Appleby)氏は、クラブの公式ウェブサイト上で「我々は最高のマネジメント、営業、マーケティングの実行という集合的なスポーツ産業の知識を用いてダービーに大きなインパクトをもたらす機会を得て興奮している。我々は半年間クラブに足を運んで本拠地プライド・パーク・スタジアム(Pride Park Stadium)で試合を観戦し、信じられないクラブのポテンシャルと忠実なファンに感銘を受けた」と発表している。

 アップルビー氏は、社長兼CEO(最高経営責任者)に就任するトム・グリック(Tom Glick)氏や、ダービーの現会長であるアダム・ピアーソン(Adam Pearson)氏と共にクラブの取締役に就任する。

 また、NBAニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)の前CMO(最高マーケティング責任者)であるグリック氏と共に、GME社からはNBAシャーロット・ボブキャッツ(Charlotte Bobcats)の副会長を務めていたティム・ヒンチー(Tim Hinchey)氏が上級副社長として招聘される。(c)AFP