ドログバ 「チェルシーから去りたい」
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【10月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のディディエ・ドログバ(Didier Drogba)がジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督の退任を受けチームの士気が下がったとして、退団を決心したことを明らかにした。
チェルシーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長との確執によるモウリーニョ前監督の退団は、ドログバに大きな衝撃を与えた。コートジボワール代表で活躍するドログバは劇的な変化がチームスピリットに与えたものが大きすぎて元に戻すことはあまりにも難しく、その状態ではチームへの残留は不可能と考えている。
後任のアブラハム・グラント(Avram Grant)監督はチームが自身の下で結束していると語っているが、選手間には動揺が広がっているという報道が数週間に渡ってなされていた中でドログバがついに口火を切って真相を明らかにした。
モウリーニョ前監督がチームに別れを告げた際に涙を流したドログバは、現地19日に発売となるフランスの「France Football」誌上で「チェルシーから去りたい。チェルシーの何かが壊れてしまった。誰がモウリーニョを退団に追いやったかは分かっているから、ロッカールームの被ったダメージは大きい。何も退団を止めることは出来ない」と語る。また移籍直後からの退団の気持ちに変わりが無いことを示唆するドログバは、「着いた日からチェルシーを辞めたいと思っていたし、毎年夏が来るとそう思っていた。ロナウジーニョ(Ronaldinho)やカカ(Kaka)を獲得する噂があるけれど、それで心変わりすることは無い」と付け加え、引き止めの為スタープレイヤー加入の噂がある中でも、今は自分自身のキャリアのことを考えなければならことと、自身の夢の為にも移籍するのが理想であると信じている。
ドログバの移籍が可能となるのは早くても2008年1月に移籍市場が再開されてからとなるが、チームは懸命に引き留めを試むとみられ、グラント監督やアブラモビッチ会長が早めに譲歩の姿勢を見せてもおかしくは無い。ドログバは移籍先にスペイン・リーガエスパニョーラ1部FCバルセロナ(FC Barcelona)、レアル・マドリード(Real Madrid)や、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やインテル(Inter Milan)を挙げ、マルセイユに戻ることも考えているという。
2004年7月、2400万ポンド(当時の為替レートで約47億円)の移籍金でフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)からチェルシーに移籍し、チームの最も危険なストライカーに君臨したドログバは2006-07シーズンに1980年代に活躍したケリー・ディクソン(Kerry Dixon)氏以来のシーズン30ゴールを挙げ、カーリング杯(Carling Cup)とFAカップ(FA Cup)の2冠に一人で導いたとも言える活躍を見せた。(c)AFP
チェルシーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長との確執によるモウリーニョ前監督の退団は、ドログバに大きな衝撃を与えた。コートジボワール代表で活躍するドログバは劇的な変化がチームスピリットに与えたものが大きすぎて元に戻すことはあまりにも難しく、その状態ではチームへの残留は不可能と考えている。
後任のアブラハム・グラント(Avram Grant)監督はチームが自身の下で結束していると語っているが、選手間には動揺が広がっているという報道が数週間に渡ってなされていた中でドログバがついに口火を切って真相を明らかにした。
モウリーニョ前監督がチームに別れを告げた際に涙を流したドログバは、現地19日に発売となるフランスの「France Football」誌上で「チェルシーから去りたい。チェルシーの何かが壊れてしまった。誰がモウリーニョを退団に追いやったかは分かっているから、ロッカールームの被ったダメージは大きい。何も退団を止めることは出来ない」と語る。また移籍直後からの退団の気持ちに変わりが無いことを示唆するドログバは、「着いた日からチェルシーを辞めたいと思っていたし、毎年夏が来るとそう思っていた。ロナウジーニョ(Ronaldinho)やカカ(Kaka)を獲得する噂があるけれど、それで心変わりすることは無い」と付け加え、引き止めの為スタープレイヤー加入の噂がある中でも、今は自分自身のキャリアのことを考えなければならことと、自身の夢の為にも移籍するのが理想であると信じている。
ドログバの移籍が可能となるのは早くても2008年1月に移籍市場が再開されてからとなるが、チームは懸命に引き留めを試むとみられ、グラント監督やアブラモビッチ会長が早めに譲歩の姿勢を見せてもおかしくは無い。ドログバは移籍先にスペイン・リーガエスパニョーラ1部FCバルセロナ(FC Barcelona)、レアル・マドリード(Real Madrid)や、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)やインテル(Inter Milan)を挙げ、マルセイユに戻ることも考えているという。
2004年7月、2400万ポンド(当時の為替レートで約47億円)の移籍金でフランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)からチェルシーに移籍し、チームの最も危険なストライカーに君臨したドログバは2006-07シーズンに1980年代に活躍したケリー・ディクソン(Kerry Dixon)氏以来のシーズン30ゴールを挙げ、カーリング杯(Carling Cup)とFAカップ(FA Cup)の2冠に一人で導いたとも言える活躍を見せた。(c)AFP