【9月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属する韓国代表のMFパク・チソン(Park Ji-Sung)が、2002年のサッカーW杯日韓大会で韓国代表を指揮したフース・ヒディンク(Guus Hiddink)監督について言及し、自身のサッカー人生において同監督が最も大きな影響を与えた人物だと語った。

 現在26歳のパク・チソンは、明知大学(Myung-Ji University)在籍時は無名の選手であったが、ヒディンク監督が韓国代表監督に就任すると韓国代表の主力としてプレーし、2002年のサッカーW杯日韓大会ではチームのベスト4進出に貢献した。その後はオランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に移籍し、2005-06シーズンからはマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている。

 FIFA.comのインタビューに応じた同選手は、「学生の頃は、常に自分のレベルより高いクラブでプレーしようと考えていたので、自分自身にも絶えず質の高いプレーを要求していた。幸いにも大学在籍時に韓国代表に選出され、その後はオランダのPSVアイントホーフェンでプレーすることができたけれど、僕のサッカー人生を変えたのはヒディンクだった。彼が信頼してくれたので、僕は自信を持ってプレーすることができた。若い選手にとってそういう経験を得ることは重要だった」と語り、ヒディンク監督への感謝の言葉を口にした。

 また、ヒディンク監督とマンチェスター・ユナイテッドを指揮するアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督について質問を受けると「彼らは優秀な監督だ。常に選手たちが100%の実力を出せる環境を作ってくれる。選手たちにとっても、彼らの様な指導者の下でプレーすれば100%の力を発揮できるだろう」と語った。

 現在は膝の負傷で戦線離脱を強いられながらも、2008年1月以降に復帰が見込まれる同選手は、2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッドについて「オフェンジブな選手を獲得したことがチームを良い方向に向かわせてると思う。ナニ(Luis Cunha aka Nani)のプレーは非常に速いし、オーウェン・ハーグリーブス(Owen Hargreaves)もチームの為に熱心に働いてくれている。それにカルロス・テベス(Carlos Tevez)は素晴らしい才能を持っているので、彼らと一緒にプレーできることを楽しみにしている」と語り、新しいチームメイトとの合流に期待を寄せた。

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