【6月21日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は、タイのタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相からの8160万ポンド(約200億円)での買収提案を受け入れる意向であることを明らかにした。

 クラブの会長を務めるジョン・ウォードル(John Wardle)氏は「今回の提案はクラブの発展のための又とない機会となり、クラブにピッチ上での成功をもたらしてくれるだろう。我々はクラブをプレミア・リーグと欧州の両方で優勝争いが出来る本来の位置に戻すという共通の認識を持っている」と語り、タクシン氏は「取締役会がクラブの発展のために私の買収提案を受け入れてくれてうれしく思う」との声明を発表した。

 タクシン氏の弁護士を務めるNoppadon Pattama氏は先日、タクシン氏は15億ドル(約1850億円)の財産を凍結されたが、凍結以前にマンチェスター・シティを買収するには十分の2億1000万ドル(約260億円)を確保していることを明らかにしていたが、今回の提案では8160万ドルのうち2160万ドルは現金で支払われ、残りの6000万ドルは借金になるとのことである。

タクシン氏による買収が完了した場合、ウォードル会長、CEOを務めるアリステア・マッキントッシュ(Alistair Mackintosh)氏は残留することになる。またプレミア・リーグで外国人がオーナーを務めるクラブは、アストン・ビラ(Aston Villa)、チェルシー(Chelsea)、フラム(Fulham)、リバプール(Liverpool)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、ポーツマス(Portsmouth)、ウェストハム(West Ham)に続き8クラブ目となる。

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