調停会議が最終2日目を迎えるも結論は持ち越しへ
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【6月20日 AFP】サッカー、イングランド・プレミアリーグ。2006-07シーズンを18位で終えチャンピオンシップ・リーグ(2部)への降格が決まっているシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)が、カルロス・テベス(Carlos Tevez)らの移籍で規定違反を犯したウェストハム(West Ham)への処分が罰金の支払いのみに終わったことに対し、勝ち点の剥奪を求めて不服を申し立てたため開催された調停会議が19日に最終2日目を迎えたが、結論は持ち越しとなりシェフィールドがプレミアリーグ残留するか否かの判断は後日下されることとなった。
ウェストハムは06-07シーズン開幕前にテベスと現在リバプール(Liverpool)にウェストハムからレンタル移籍しているハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)を獲得した際、両選手の保有権を持つとしてMSI(Media Sports Investment)が移籍交渉に関与したことにより、このことがクラブ間の移籍に第三者の介入を禁じるプレミアリーグの規約に反するとしてクラブに対する罰金として史上最高額となる550万ポンド(約13億円)の罰金が課せられたが、プレミアリーグに残留した場合、得られる収入は約5000万ポンド(約120億円)と推定されている。
シェフィールドの訴えが認められ、調停会議が罰金のみの処分は不当と結論づけた場合、ウェストハムへの意見聴取のため調停会議が再召集されることとなり、勝ち点が剥奪されることになれば勝ち点41のウェストハムがチャンピオンシップ・リーグに降格し、勝ち点38のシェフィールドがプレミアリーグに残留する可能性が高い。
調停会議は罰金を課す決定が下された4月にウェストハムの行為が規約に著しく反していることから、通常の措置としては勝ち点の剥奪が妥当としていたが、ウェストハムは当時とはオーナーが交代していることなど情状酌量の余地があり、シーズンがこれから佳境を迎える段階で勝ち点の剥奪を決定するのは不適切として判断を先送りしていた。
なお、調停会議に出席したシェフィールドのケビン・マッケイブ(Kevin McCabe)会長は、調停会議は遅くとも今月中には最終的な結論を下す見通しであることを明らかにしている。(c)AFP
ウェストハムは06-07シーズン開幕前にテベスと現在リバプール(Liverpool)にウェストハムからレンタル移籍しているハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)を獲得した際、両選手の保有権を持つとしてMSI(Media Sports Investment)が移籍交渉に関与したことにより、このことがクラブ間の移籍に第三者の介入を禁じるプレミアリーグの規約に反するとしてクラブに対する罰金として史上最高額となる550万ポンド(約13億円)の罰金が課せられたが、プレミアリーグに残留した場合、得られる収入は約5000万ポンド(約120億円)と推定されている。
シェフィールドの訴えが認められ、調停会議が罰金のみの処分は不当と結論づけた場合、ウェストハムへの意見聴取のため調停会議が再召集されることとなり、勝ち点が剥奪されることになれば勝ち点41のウェストハムがチャンピオンシップ・リーグに降格し、勝ち点38のシェフィールドがプレミアリーグに残留する可能性が高い。
調停会議は罰金を課す決定が下された4月にウェストハムの行為が規約に著しく反していることから、通常の措置としては勝ち点の剥奪が妥当としていたが、ウェストハムは当時とはオーナーが交代していることなど情状酌量の余地があり、シーズンがこれから佳境を迎える段階で勝ち点の剥奪を決定するのは不適切として判断を先送りしていた。
なお、調停会議に出席したシェフィールドのケビン・マッケイブ(Kevin McCabe)会長は、調停会議は遅くとも今月中には最終的な結論を下す見通しであることを明らかにしている。(c)AFP