【4月5日 AFP】4日に行われたサッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2012-13)準々決勝で、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のギャレス・ベイル(Gareth Bale)が試合終盤に足首を痛め、負傷退場した。

 ここまで素晴らしいシーズンを過ごしているベイルは、本拠地ホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)で行われたFCバーゼル(FC Basel)との準々決勝第1戦で、後半ロスタイムにバーゼルのダビド・デゲン(David Degen)に足を踏まれると、苦痛の表情で足を押さえながらピッチに倒れ込み、そのまま担架で運び出された。

 トッテナムのアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督は、BBCスポーツ(BBC Sport)に対し、「彼は足首をひねらせた。現在はとても痛がっているが、思っているよりも軽傷であることを願う」と語っている。

 クラブとウェールズ代表で今季通算27得点を記録しているベイルがしばらく戦列を離れることになれば、イングランド・プレミアリーグで来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権が獲得できる4位以内を目指すトッテナムにとって大きな痛手となる。
 
 ビラス・ボアス監督の下で現在リーグ3位につけているトッテナムは、7日のリーグ戦でエバートン(Everton)と対戦する。

 スイス王者のFCバーゼルに2点を先行される苦しい立ち上がりとなり、試合を引き分けに持ち込むのがやっとだったスパーズにとって、ベイルの負傷はフラストレーションをさらに大きくするものとなった。

 バーゼルは前半30分にバレンティン・シュトッカー(Valentin Stocker)のゴールで先制すると、およそ5分後にはファビアン・フレイ(Fabian Frei)のヘディングで追加点を奪った。

 スパーズは前半40分にエマヌエル・アデバヨール(Emmanuel Adebayor)の得点で点差を縮めると、後半13分にはギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)が同点ゴールを決め、試合を2-2の引き分けに持ち込んだ。(c)AFP