【6月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が10日、「スペインのサッカーを傷つけた」と批判したスペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)に反論した。

 モウリーニョ監督は3年間指揮を執ったレアル・マドリード(Real Madrid)時代、FCバルセロナに対して辛らつな言葉を浴びせ、さら2011年には両クラブの対戦時に当時アシスタントコーチだったティト・ビラノバ(Tito Vilanova)現監督の目を指で突くなど、物議を醸していた。

 この言動は、2011年にスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2011)でFCバルセロナを下し、11-12シーズンには記録的な勝ち点でリーグ戦を制したモウリーニョ監督の功績に影を落とそうとしている。

 またイニエスタは、チェルシーの監督に就任したモウリーニョ監督がいなくなったことを寂しがる人はいないだろうとコメントしたが、ポルトガル人指揮官はそれは負け惜しみを意味するものだと返した。

 チェルシーでの就任記者会見でモウリーニョ監督は、「監督としてFCバルセロナの支配を破壊したことで私はスペインサッカーを傷つけた」

「FCバルセロナは支配し、支配し、支配した。まるで終わりの見えない統治だった」

「レアル・マドリードはスペイン国王杯(Copa del Rey 2010-11)決勝でFCバルセロナに勝ち、スーパーカップではバルセロナ(Barcelona)でFCバルセロナに勝った。レアル・マドリードはさらに勝ち点100、得点121を挙げてリーグ制覇を飾った。つまり、私は彼らに傷を負わせたのだ」

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