【6月2日 AFP】12-13スペイン1部リーグは18日、第38節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-2でオサスナ(CA Osasuna)に勝利した。

 この試合をもって3シーズン指揮を執ったレアル・マドリードを退団することが決まっていたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、大多数のサポーターからブーイングを浴びせられた。

 試合開始前にモウリーニョ監督の名前が読み上げられると、観客席からはブーイングの嵐が起きたが、一部の熱狂的な支持者は試合中もずっと監督の名前をチャントして声援を送り続けた。

 試合は前半35分にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)、直後の同38分にミカエル・エシアン(Michael Essien)が立て続けにゴールを決め、レアル・マドリードが2-0で前半を折り返した。

 後半7分にはオサスナのロベルト・トーレス(Roberto Torres)が1点を返し、同18分にはアルバロ・セフード(Alvaro Cejudo)が得点し、わずか11分間で2得点を決めたオサスナが同点に追いついた。

 しかし、レアル・マドリードは同24分にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、同42分にホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)がゴールして再びリードを奪ってモウリーニョ監督のラストマッチを勝利で締めくくるとともに、今季ホームゲームでの無敗を維持した。

 モウリーニョ監督がレアル・マドリードを指揮する最終戦という点が最大の話題を集めたこの試合では、テクニカルエリアを取り囲む多数のカメラマンがピッチにまでなだれ込み、試合が1分弱中断される一幕もあった。(c)AFP/Kieran CANNING