【5月28日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、来季の新監督が決まるまでは新戦力の獲得を行わないと語った。

 レアル・マドリードは20日、3シーズン指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督との契約解除を発表しており、同監督は6月1日の最終節オサスナ(CA Osasuna)戦を最後に退団する。後任にはフランスリーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)を率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が有力候補とされてる。

 後任指揮官選びについてペレス会長は、来週行われる会長選挙で自身が再選して4年の任期が決まれば、現在クラブの顧問を務める元フランス代表主将のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏を昇格させ、監督とともに働いてもらうと明言した。

 ペレス会長は27日、スペインのラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)に対し、「(会長選で)他に立候補者が現れなければ現職の私が続投し、まずは監督問題から着手する」と語った。

「第一段階として、候補者と話す場を設ける。誰も信じないかもしれないが、私たちはまだ誰とも話をしていない。この件はジダンに主導してもらうつもりだし、将来的にはジダンにレアル・マドリードを指揮してもらいたい」

「後任が決まれば、新監督とジダンがチームの質を高めるためにクラブが何をすべきかを考えるだろう。新監督の選定は誰よりもジダンの判断に委ねている」

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